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用途に応じたバルブを選ぶためのヒント
バルブ選びの際には、以下のような項目を参考にしてください。
- 使用中の作動圧力、フェイルセーフの要件
- 単純なシャットオフエレメントとしての用途か、あるいは制御弁としての用途か
この点が明確になると、使用するピンチバルブを特定しやすくなります。
空圧式ピンチバルブと機械式ホースピンチバルブのどちらかを選ぶ際、使用中の作動圧力は重要な判断条件になります。
空圧式ピンチバルブの場合、使用可能な作動圧力は、通常6バールまでです。
6バールを超える場所で使用する際は、機械式ホースピンチバルブをお使いいただくようになります。
もちろん、機械式ホースピンチバルブは6バール以下の場所でも使用が可能です。
バルブの種類 | 作動圧力 < 6バール | 作動圧力 > 6バール |
---|---|---|
空圧式ピンチバルブ | ||
機械式ホースピンチバルブ |
通常、フェイルセーフを採用する場合は単動空圧式シリンダー (バネによる開閉) を搭載した機械式ホースピンチバルブをご使用いただきます。
この製品は、初期位置 (停止状態) が閉状態になっています。そのため作動中に停電などが発生して圧縮空気の供給が停止した場合は、自動的に機械式ホースピンチバルブが閉じて搬送媒体を完全に遮断します。閉動作は直ちに開始し、完全に閉じるまでは最大数秒です (バルブの呼び径により異なります)。
空圧式ピンチバルブには安全回路と予備の圧縮空気供給タンクを取り付けることができ、圧縮空気の供給が中断されても、しばらくは閉じた状態を維持できます。ただし、空圧式ピンチバルブの場合はスリーブに不具合 (亀裂などによる漏れ) が生じると閉状態を維持できなくなるため、 フェイルセーフの要件を満たさなくなります。
バルブの種類 | フェイルセーフ (Fail-Safe) | 注記 |
---|---|---|
空圧式ピンチバルブ | 安全回路と圧縮空気タンクを追加することで、 通常閉の対応が可能 |
|
機械式ホースピンチバルブ | 単動空圧式シリンダー (バネによる開閉) を搭載した機械式ホースピンチバルブのみ |
通常、搬送媒体をせき止めるために使用する空圧式ピンチバルブは、純粋にシャットオフエレメントとしての役割を果たします。
比例圧力制御弁 通常、搬送媒体をせき止めるために使用する空圧式ピンチバルブは、純粋にシャットオフエレメントとしての役割を果たします。
高い制御精度が求められる現場では、機械式ホースピンチバルブのご使用をお勧めします。
このような用途の場合は、基本的に2つの方法があります。
機械式ホースピンチバルブの空圧シリンダーには複動式/単動式があり、電空式ポジショナー でホースピンチバルブの口径を制御します。
もしくは空圧の代わりに、アクチュエーター制御で機械式ホースピンチバルブを精密にコントロールする、いわゆる電気式回転アクチュエータがあります。
バルブの種類 | 中間位置 | 注記 |
---|---|---|
空圧式ピンチバルブ | ( ) | 比例圧力制御弁を用いた大まかな制御 |
機械式ホースピンチバルブ |
商品選びのご参考に、それぞれのピンチバルブの主な特徴を簡単にまとめました。
空圧式ピンチバルブ
メリット | デメリット |
---|---|
お求めやすい価格 | 作動圧力は最大 6バール |
軽量 | 精密な制御には不向き |
メンテナンスと修理が簡単 | フェイルセーフ非対応 |
反応の速さ (開/閉) | 機械式/誘電式位置検出には非対応 |
多彩な接続方法 | 強制開操作不可 |
コンポーネントの素材が豊富 |
機械式ホースピンチバルブ
メリット | デメリット |
---|---|
作動圧力は最大 40バール | 空圧式よりも価格が高め |
精密制御が可能 | 空圧式よりも重く大きめ |
フェイルセーフ (Fail-Safe) | 空圧式より反応が遅い (開/閉) |
機械式/誘電式位置検出 | |
強制開操作 |
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