AKOピンチバルブが選ばれる理由

国際的トップメーカーの性能と品質は、ユーザーに大きなメリットをもたらします

FAQ - 空圧式ピンチバルブ

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一般

空圧式ピンチバルブの耐用年数を教えてください。

空圧式ピンチバルブの耐用年数は、ピンチバルブスリーブ次第で異なってきます。また、制御圧/閉動作圧、媒体圧力/運転圧力、使用温度、搬送する媒体など、ここには様々な要因と運転条件が関わってきます。

そのため、平均的な耐用年数について言及することは難しいのが実情です。しかし当社は長年の経験を蓄積しており、各ピンチバルブおよびその仕様と、お客様の用途を基にした耐用年数を試算することが可能です。お客様の詳しい使用環境をお知らせいただければ大まかな耐用年数を算定いたしますので、弊社までお気軽にお問い合わせください。

空圧式ピンチバルブにはデッドスペースが生じないのですか。

構造上、ピンチバルブには全くと言ってよい程デッドスペースが生じません。

空圧式ピンチバルブは自社製造品ですか。

はい、当社がバルブの製造元です。

空気供給に異常が生じて空気量が激減した場合に、空圧式ピンチバルブを閉のままにすることは可能ですか。

はい、可能です。空圧式ピンチバルブの空気供給がなくなった場合は、いわゆる安全回路の使用で閉を維持できます。
安全機能

ピンチバルブスリーブが摩耗による交換時期を迎えたり、あるいは亀裂が入った場合のお知らせ機能はありますか。

ピンチバルブのタイプによっては、オプションでそのようなお知らせ機能に対応しているものもあります。

空圧式ピンチバルブを真空で使用することは可能ですか。

はい、空圧式ピンチバルブは100mbar程度までであれば、追加装備なしで使用できます。

これ以上の真空圧でご使用になる場合は、AKOVACユニットをご検討ください。

負圧搬送

空圧式ピンチバルブは液体 (水など) でも動かすことができますか。

はい、可能です。空圧式ピンチバルブは水や中性の液体で作動することができます。

高摩擦性の物質を扱うためのピンチバルブを選ぶ際に、気を付けることは何ですか。

空圧式ピンチバルブの開閉時間ができる限り短く抑えられるものを選んでください。ピンチバルブスリーブの摩擦/摩耗は基本的にこの動作 (開閉) 中に生じるためです。

上記の理由から、制御弁 (電磁弁) がピンチバルブに直接付いているタイプのものが理想的です。

また、私どもではピンチバルブに急速排気弁を追加することをお勧めしています。

圧縮空気をしっかりと給気・排気するには、十分な大きさのホース/配管が大切です。

お客様のご要望に応じて、当社の空圧式ピンチバルブは多くが追加の空気接続部やサイズアップにも対応します。

空圧式ピンチバルブに使用している塗装について教えてください。データシートはありますか。

当社が使用しているのは、層厚さ80µmの、工業規格に準じた紛体塗装です。ピンチバルブのタイプによって、標準的には RAL 9010 か RAL 9006 での塗装を採用しています。

カラー、厚さ、仕様については特注も可能です。

空圧式ピンチバルブに採用している規格とDINを教えてください。

空圧式ピンチバルブは圧力機器指令 DGRL 2014/68/EU に準拠しています。公称幅とバルブサイズによってカテゴリーがありますので、AKOのウェブページで説明をしています。

他社との違いはどこにありますか。

当社はオーナー経営者によるファミリーカンパニーです。お客様が望む、極めて品質が高くかつコストパフォーマンスに優れたピンチバルブを、可能な限りスピーディにお届けすることで高い評価をいただき、マーケットリーダーに成長いたしました。当社ならではのモジュールシステムは、多彩な製品の組み合わせと応用性を備えています。

他にも、当社ではピンチバルブの製造にあたって、経済効率に優れた生産方法を採用しています。

これは資源の無駄をなくすだけではなく、生産コストを抑える効果もあります。

そのためAKOのピンチバルブはトップクラスのコストパフォーマンスだけではなく、その突出した耐用年数から「最高レベルのTCO」も実現しています。

圧縮空気に不具合が生じると、どうなりますか。

ケース内で圧縮空気が漏れると、空圧式ピンチバルブが開になります。

フェイルセーフに対応した空圧式ピンチバルブはありますか (通常閉)。

空圧式ピンチバルブ向けでこれに類するものとしては、安全回路を取り付ける方法のみございます。これは圧縮空気や電源がない時も、空圧式ピンチバルブが閉状態を維持する機能を持ちます。

機械式ホースピンチバルブ (OVシリーズなど) では、空圧式シリンダーを搭載したスプリングリターン仕様も用意しています。

施設内の振動で空圧式ピンチバルブが壊れることはありますか。

これまでのところ、そのような報告をお客様から頂戴したことはありません。ただし一般論として、取り付けにはストレスフリーな場所をお選びください。

空圧式ピンチバルブのメンテナンスでは、どのようなスペアパーツ/消耗部品を使用しますか。

消耗部品には交換用スリーブがあります。フランジやカバーが摩耗することは滅多にありません。

交換作業は、お客様がその場で行うことができます。当社のウェブサイトでは、取り付け動画や全製品の取付説明書をご用意しておりますので、いつでもご覧ください。

AKO ビデオ

空圧式ピンチバルブにとって最適な設置位置はどこですか。

空圧式ピンチバルブはどのような位置でも取り付けられます。空気接続部が下向きになっていれば、(圧縮空気による) 凝縮水がそのまま排出されます。

空圧式ピンチバルブには、ガス気密性がありますか。

差圧供給が十分であれば、空圧式ピンチバルブの中は「防水性」 (防滴性) があります。

お客様のご要望があれば、DIN EN 12266-1 P12 リークレート A に適合した気密性試験を実施いたします。通常、空圧式ピンチバルブは外部からは密閉されています。

空圧式ピンチバルブの閉動作で消費する空気の量を教えてください。

機能の向上はもちろん、当社では空圧式ピンチバルブの経済効率についても継続的な開発を行っています。そのため空気の消費量も、最小限に抑えられています。空圧式ピンチバルブのデータシートには、閉動作における空気量を呼び径ごとに記載してあります。

制御 & 付属品

空圧式ピンチバルブにお勧めのアクセサリーを教えてください。

電磁弁以外に空圧式ピンチバルブの制御に欠かせないものとして、当社では圧力/フィルターコントローラ、圧力スイッチ、急速排気弁をお勧めしています。

詳しいご案内は、以下のリンクをご覧ください。
備品

AKO空圧式ピンチバルブ専用アクセサリーのメリットを教えてください。

AKOのアクセサリーは、自社製ピンチバルブに合わせて作られています。例えば当社の電磁弁は空気性能 (エア・パフォーマンス) に極めて優れており、こまめな開閉サイクルに適応するとともに、バルブスリーブの長寿命にも貢献します。

空圧式ピンチバルブに使用できる制御装置を教えてください。

AKOでは空圧式ピンチバルブ用の制御装置を一通り網羅しています。例えば電磁弁各種、圧力スイッチ、圧力/フィルターコントローラ、急速排気弁、逆流防止装置、絞り弁、位置表示器、安全スイッチ、真空運転用ユニット AKOVAC などがあります。

メンテナンス

空圧式ピンチバルブのスリーブを現場で取り換えることは可能ですか。

はい、可能です。空圧式ピンチバルブのスリーブは、いずれも特殊工具なしにその場で交換可能です。当社では取付説明書の他に、ウェブサイトの「ダウンロード」ページで全ピンチバルブタイプの取り付け動画を用意しております。

ビデオ

機能 & 技術

空圧式ピンチバルブが開く仕組みを教えてください。

空圧式ピンチバルブは、エラストマー製スリーブによる高い復元力と搬送媒体の圧力を利用して開く仕組みです。

空圧式ピンチバルブ

空圧式ピンチバルブの閉鎖圧を教えてください。

空圧式ピンチバルブの閉鎖圧は呼び径とピンチバルブのモデルによって異なります。データシートをご覧ください。

空圧式ピンチバルブの開閉時間を減らす/最適化することは可能ですか。

圧縮空気配管のサイズを拡張する、高流量の電磁弁を使用する、急速排気弁を使用する、場合によってはバルブと空気の接続部を倍加するといった措置が考えられます。

空気が送られなくなると、空圧式ピンチバルブはどうなりますか。

空気供給が遮断すると、スリーブの反発弾性によってピンチバルブが開きます。

空気供給が途絶えた時に、閉になる空圧式ピンチバルブはありますか。

そのような用途の場合は、バネで閉になる空圧式シリンダーを搭載した、機械式ホースピンチバルブのご使用が適しています。

手動・電力駆動式ピンチバルブ

空圧式ピンチバルブでフローや位置をコントロールすることは可能ですか。

原則的には可能です。ただしAKOではこのような、空圧式ピンチバルブと比例バルブをつないだものを、完成品としてご提供することはございません。理由としては、圧縮空気によってヒステリシス曲線が再現できなり点が挙げられます。フローや位置を正確に制御するのであれば、機械式ホースピンチバルブと空圧式ポジショナー、または制御機能を搭載した電気アクチュエーターを接続するのが適しています。